なにも買わずに帰りました

年齢からくるのか、季節の変わり目のせいか、はたまた満月のせいか・・だらけた日々を過ごしています。それでも早くに目は覚めるのです。直ぐに外出すればいいのでしょうが、ついゴロゴロしてるといつの間にか眠りに入ってしまい慌ててワーファリン等の薬を飲むため軽めにブランチ。するとまた睡魔がわたしを誘う・・気づけば夕刻、重いからだを引きずりながら身支度。これでは以前の酒飲み生活のリズムに逆戻り・・それではいけないと、今日は久々に観音のマリーナホップに出かけることに・・しかしバスから降りてヨットハーバーに行く途中で、日傘がないことに気づきすぐにバス停へ・・しかし乗ってきた車両はなく、バス会社に電話する始末・・そんなに高いものではないけれど細君がはじめて買った記念すべき最初の日傘。あきらめのつかない細君・・そんなこともあり、家族連れの多さと蒸し暑さも相まってほんの3~40分で帰ることに・・重い足取りでバス停へ。来たときと同じノンステップのバスが入ってきた。少しの期待があったけれど車体の上部の出っ張りが違うと細君が言うので、わたしもそれはそうだ、そんな都合のいいことなんてあるわけがあるはずもない。そしてバスカードをリーダーに通し一番乗りのふたりは運転手席の後ろの二人掛けの席へ。窓際に細君をと思い彼女を見ると満面の笑み・・なんと同じバスだったのです。彼女の手に日傘が戻ってきたのです。なんという偶然!ひとつ後ろの二人掛けの席の窓側壁とシートの間に地味な色のその傘はそのままあったのです。・・誰の手に触れる事もなくこうして細君のもとに帰還したのでありました・・めでたしめでたし・・誘拐された娘が無事帰ってきたような・・これはあくまで想像ですが・・・