トコロテン その2

トコロテンて「心太」て書くんです。僕の生まれ育ったところは、天草という海草がとれる海岸がありまして、浅瀬に流れ着いた天草は乾燥し、ゴミを取り除き、袋詰めし業者に収めると、良いお金になったものです。時代の流れでゼラチンの様な安価な合成ものが登場すると、天草(てんぐさ)の相場は値崩れし、もっぱら自家消費になるわけです。煮詰められた天草は100%無添加の心太へとなり、酢醤油と辛子と胡麻で食する、夏の風物詩だったのであります。今はもう、ほとんど取れなくなった故郷の海を思いつつJACKにて候・・・

トコロテン その2」への1件のフィードバック

コメントは受け付けていません。