・ここには高速バスで旅行中のひとや普段使いのひと、家族連れと広島駅程ではないにしてもひととひととの交差点といったところ。メニューも酒、ビール、焼酎にソフトドリンクあり。そこに真っ赤なコートを着たご婦人がひとり、腰の曲がり具合と小柄な容姿に顔のかんじで七十台は間違いの無いところ。キープタグの掛かった四合瓶とポットに12オンスぐらいあるグラスが何もいわずセットされた。どうやら常連のようだ。こいうところにキープがあるのも驚いたが、昼下がりにこうして湯わりを飲み始るこの女性にもビックリ。あてはポークカツレツ・・皿にからしがあるのが見て取れたからまちがいないと思う。はじめ柱そばの狭いテーブル席に座っていたが、広いほうにしかもわたしの隣のテーブルに移動。思うにここが指定席か・・紙屋町交差点が一望できる窓際に背をまるめ焼酎を啜りながら煙をゆらすすがたは様になっていてかっこよかった。話しかけたい気持ちも写真を撮らさせてもらいたい気持ちもどうにか我慢した。ちよっと酔ってたので失礼かなと考えたからで、席をたつときにお辞儀だけ交わした。次回またお会いできたらそのときお話させてもらおうかと・・・